クロサギ 3―戦慄の詐欺サスペンス (3) (ヤングサンデーコミックス)

サスペンス

クロサギ 3―戦慄の詐欺サスペンス (3) (ヤングサンデーコミックス)黒丸表と裏…白と黒…目的は同じでも行き着く末は別離。
黒崎のターゲットは初のアカサギ(結婚詐欺師)。

女性相手にやりにくそうな黒崎だが…

一方、氷柱は、偶然にもスナック「桂」のマスターと知り合いに…

闇の世界に踏み込みすぎる氷柱の身を案じて、黒崎は氷柱を遠ざける。

やっと解り合えた二人に別れが…

クロサギの真髄
3巻のラスト、氷柱が黒崎と桂木の関係を掴み黒崎に言う台詞が胸に突き

刺さる。そしてこの台詞こそが「クロサギ」と言う物語の真髄だ。

法にも社会にも裏切られた男。その男がたった一人で挑もうとしている途方

も無く巨大で、闇の中にある現実という壁。

方法は違えど同じ壁に挑もうとしている氷柱はその現実の壁に完膚なきまで

に叩きのめされ、自分の無力さを痛感する。

この話のもう1人の主人公は紛れも無く氷柱である。

一見、殺人や強盗とはとは違い直接的な暴力が伴わず、知能犯罪であり被害

者にも落ち度があったのでは?と思わせる詐欺は、実は最も立証が困難で、

人間の信頼関係そのものを完全に破壊し、深い哀しみとやり場のない怒りを

内包する犯罪であることを思い知らせるものである。

人と人とのつながりが最も大切なものであるからこそ、そこに付け込む犯罪

こそが最悪であることをこのコミックスは教えてくれる。

こんな本は読んではいけない
世の中は人間と人間によってつくられている。
だから人と人は信じ合わなくていけない。
この本ではあたかも社会には詐欺師が溢れているかのように書いてある。そして、安易に人を信じてはいけない、という風に書かれてある。
…が、それは間違いである。
現代は情報社会であり、より多くの情報を人から求めなくてはいけない。そして多くの情報を掴み取るためには、より多くの人を信頼を得なければならない。
信頼される人とはどういう人か?
それは自分を信頼してくれる人間のことである。人は自分を信じてくれる人ほど信じたくなるものだ。
だから人は信頼しなくてはいけない。他人を安易に疑ってはいけないのである。
このような本は社会間に不信感ばかりを募らせる悪書だと思う。
クロサギ 3―戦慄の詐欺サスペンス (3) (ヤングサンデーコミックス)

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女性相手にや…