クロサギ 1―戦慄の詐欺サスペンス (1) (ヤングサンデーコミックス)

サスペンス

クロサギ 1―戦慄の詐欺サスペンス (1) (ヤングサンデーコミックス)黒丸妻と母に読ませなきゃならんと思った
なによりもまず、「ムチャクチャ面白い」。ただし、他の方も指摘されている通り、ある程度の社会経験がないとわかりにくいだろう。詐欺被害者、極めて高い能力がないと不可能な詐欺を行う人(主人公と他の詐欺師×1)、詐欺の立件の難しさだけを頼りにしているような低能詐欺師(主人公のカモ)、裏世界の大物、そんな人が中心のお話。主人公と主人公のカモの言動を具体的に追うというのがメイン。ボイスレコーダー準備して主人公の真似すれば詐欺師のうち最も間抜けな連中を警察に渡すことができそうな気がしてくる。勉強を怠らない主人公の姿が何度も描かれていたり詐欺被害者や検事志望のヒロイン(?)の幼稚な考えを指摘していたりするところも好感が持てる。

「勉強になる」という側面からいうと、ありがちな詐欺の手口を具体的に紹介していること、「人を疑っちゃダメ」という態度の問題点を指摘していること、安易な詐欺に対する簡単な防衛手段を紹介していることの三つがまず良い。また、主人公のカモであるシロサギ達と同じような発言をする人が身の周りに結構いることに気付けることも見逃せない。もっとも、彼/彼女ら大多数の場合は詐欺目的ではなく視野の狭さや思考力の低さからの発言だろうけど。

詐欺は詐欺でも
詐欺師(シロサギ)のみを相手に詐欺を行うクロサギが主人公の話。

そのクロサギがまだ20前後の若者という点で、現実味がない話と思ったのだが、

詐欺の手口や、設定等、小道具がしっかりしているので、読んでいるうちに、話にひきこまれていく。

クロサギのしている事は、確かに詐欺で犯罪ではあるのだが、シロサギが、してやられる場面は痛快の一言である。

話に引き込まれる原因の一つには、クロサギである主人公の過去が、少しずつわかっていく過程にもあるだろう。

背景がはっきり見えてくると、彼がシロサギの被害者にかける言葉も現実味をだしてくる。

絵柄がすっきりしていて読みやすいのもいい。

そして、いまや日常に溢れている詐欺に対しても、対抗知識を得られるので勉強になるのでは。

詐欺師を食い物にするクロサギ
山下智久(山Pー)の主演でドラマ化されたコミック。

作画の黒丸氏は正直あんまり絵が上手くない。

ヘタうま、というのでもない。

だがそれに目を瞑ってもこの作品は面白い。

子供の頃、父親が詐欺師に騙され一家心中――生き残った彼は成長して詐欺師(シロサギ)のみをカモにする「クロサギ」となる。

目をつけた詐欺師に近づき裏をかいて詐欺師が巻き上げた金品を取り戻す様は爽快で面白い。

詐欺師の横行する現代、この漫画を読んだからと言って何の勉強にもならないかもしれないが単純に読み物としていい。
クロサギ 1―戦慄の詐欺サスペンス (1) (ヤングサンデーコミックス)

—–

リンク

クロサギ 1―戦慄の詐欺サスペンス (1) (ヤングサンデーコミックス)黒丸妻と母に読ませなきゃならんと思ったなによりもまず、「ムチャクチャ面白い」。ただし、他の方も指摘されている…