GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)桜庭 一樹
可愛らしいミステリー!
表紙の絵の綺麗さに惹かれて、手に取ったこの作品。
書店で冒頭をちょっとだけ読んでみたら、
家に帰って続きが読みたい!という気になりました。
内容は、ちょっと変わった女の子と、気の弱い優少年が、
謎の事件を解決する、おもしろさたっぷりのミステリーです。
絵に惹かれたという人でも、きっと内容にも満足できると思いますよ。
そして作者の桜庭さん、直木賞受賞おめでとうございます。
ボーイミーツガール+さわりミステリ
架空の王国ソヴレムを舞台に留学生一弥とフリルとレースと謎に包まれた天才美少女ヴィクトリカが出会う事件を描いたライトミステリ。
正直ミステリとしては欠陥も多い。一巻目は途中に犯人の視点による回想が入る一種の到叙トリックが仕組まれているのだが、いきなり話し方が変わったりしてフェアとは言えない。
他にも事件の犯人の動機が不明なままだったりと未消化な部分が多々見受けられるので、正統派ミステリを求めて読んだ人は点が辛くなるかも。
けれど面倒見よい一弥と人見知りが激しすぎる血統書つき子猫みたいなヴィクトリカの掛け合いは微笑ましいし、気合入りすぎてそれだけで1Pいくんじゃないか?ってな勢いのヴィクトリカの容姿・服装の描写は慣れてくるとかなりうっとりする。
難をあげるなら巻を増すごとに二人の関係が閉塞癒着して息苦しくなってくるなあ……。
ヴィクトリカと一弥があんまりにも互いしか見ずにべったりしてるもんだから、風の通り道がなくて苦しくなってくる。ヴィクトリカがすこぅしずつ一弥に感化され周りに目をむけアヴリルやセシルに親しんでいく展開があってもよさそうなのに、ずっと「一弥!一弥!」で保護者の下から出ないのが後半にいくに従いちょっと辛くなる。
勿論それが好きな人もいるんだろうけど二人の関係が安定しすぎているというか、互いのみで完結しすぎていて、「もうおなかいっぱいだから違うもの食べようよ!」と叫びたくなる。
甘いものを食べ過ぎて胸焼けする感じに近い。
すっかり文芸方面にシフトしてしまった著者がこちらに返ってくる気があるのか興味深い。
ラノベでミステリーは貴重だな
ミステリー小説として面白く、ライトノベルとして見ても高く評価出来る作品と思います。
一般文芸過ぎず、雰囲気はあくまでラノベで中身は本格的でした。
続きも読みたいと思います。
GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)
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GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)桜庭 一樹可愛らしいミステリー!表紙の絵の綺麗さに惹かれて、手に取ったこの作品。
書店で冒頭をちょっとだけ読んでみたら、
家に帰って続…