キリスト教徒じゃなくても人間がダイモンという精霊を必ずもつ
パラレルワールドに生まれた少女ライラ。
オーロラの中にかけられた「橋」をわたって
謎の物質「ダスト」を調べるため、別の世界へわたるが。。
ライラの冒険シリーズ二作めでは、
わたしたちの世界のオックスフォードにすむ少年ウィルと
ライラが出会い、互いに協力して活躍します。
ウィルの望みは、幼いころ行方をたった父を捜すこと。
母を守るために懸命に生きてきたウィルは、
ライラとは異なる強さをもつ、しっかりとした少年です。
そして物語は核心へ。
ライラの果たす役割とはなんなのか、
ライラの父アスリエル卿がしようとしていることとは何か、など
謎が明らかになってきます。
だいぶんキリスト教色がつよいお話です。
アスリエル卿のしようとしていることなどは、
キリスト教徒でなくても不敬な感じがします。
こちらの世界の少年であるウィルが主に活躍しているせいか、
一作目よりもおもしろい感じがしました。
ライラの冒険シリーズ中の意味不明・ライラ・・・リーダシップが薄れ元気がありません。
・ウィル・・・神秘の短剣の守り手。本書の主役。突然登場されてもね。
ウィルが指を落として魔女の「血で壁を作れ」で血が止まって欲しかった。
父親に治療させたかったのでしょうが出血したまま時間がたちすぎ。
・アスリエル卿・・・出てきません。
・コールター夫人・・・無敵なの?
・イオレク・バーニソン・・・出てきません。
・真理計・・・ライラがウィルのお父さんを探すため意外にには使わないと誓ってからは使用しない。
チョット無理がありますね。
真理計を盗まれたライラが盗んだ相手の言葉を素直にきいて、神秘の短剣をとりに行くくだりでは違和感を感じた。
・神秘の短剣・・・別世界の窓を開けられる。神秘性が感じられない。
前巻でアスリエル卿が苦労した別世界への道が簡単に明けられては面白くない。
・スペクター・・・大人を襲い子供には無害。飛べない。
なんとこのスペクターがコールター夫人の部下のごとく命令に従う。
さらに夫人はスペクターに空を飛ぶことを思い出させる。
安易に何でもありは嫌いです。
『琥珀の望遠鏡』でこの巻の持つ意味がわかるのでしょうか?
『黄金の羅針盤』に比べだいぶ本書は落ちるように思います。
天地創造の再現「1」では、全体の世界観が漠然と見えてきて、その中でライラの活躍が鮮やかに描かれていました。
「2」になって、ライラに加えてウィルという少年が登場します。< 神秘の短剣>の持ち手として彼は登場してきます。
世界もライラの住んでいた世界とウィルの住んでいた世界、その間に横たわる大人がいなくなった世界が登場します。こうしたパラレル・ワールドが何百も存在しているのが、この物語の世界のようです。そこで重要な役割を果たしているのが、ダスト=シャドー=暗黒物質のようです。
そんな中で、アスリエル卿がとてつもなく大きなことをしようとしているようです。ライラがイヴ、ということは、天地創造の再現なのか?
ストーリー・テラーの作者らしい、楽しく一気に読ませる作品です。神秘の短剣 (下) ライラの冒険II
キリスト教徒じゃなくても人間がダイモンという精霊を必ずもつ
パラレルワールドに生まれた少女ライラ。
オーロラの中にかけられた「橋」をわたって
謎の物質「ダスト」を…