まさに今、「第4の波」が押し寄せつつあると大前研一氏(訳者)は言う。
それは、「第3の波」の時代にナレッジワーカーが持っていた仕事が、どん
どんインターネットやコンピュータに取って代わられているというものだ。
そして、これからは「ハイ・コンセプト(新しいことを考え出す人)の時代」。
コンピュータにできない、中国やインドにアウトーソーシングされない仕事
こそ価値があるという。
著者は「左脳主義思考」の重要度が低くなり、「右脳主義思考」の重要度が増
すと書いたあとで、「豊かさのおかげで、多くの人の物質的ニーズは過剰なまで
に満たされた。それによって美しさや感情面を重視する傾向が強まり、物質への
追求に拍車がかかった。
ホワイトカラーが従事する左脳型のルーチン・ワークへの大部分が、今ではア
ジアの国々で驚くほど安いコストで行われている。そのため、先進国のナレッジ
・ワーカーたちは海外に委託できないような新たな能力を身につける必要に迫ら
れている」と警笛を鳴らす。
これから伸びていく3つのタイプは「『境界』を自分で越えていく人」、「何
か『発明』できる人」、「巧みな『比喩』が作れる人」であると言う。
「いいたとえ話」は書き留めておく、「調和力」のエクササイズとして「雑誌
売り場巡り」するというのはすぐできるので、是非やってみたい。
普通に日本で生活していると気づきにくいが、新しい時代の雰囲気を感じる
読み物としても楽しかった。著者が言う、「物語」の力だろうか。
7時間くらいで読破!
以下の問いに答えてみよう。(本書のなかで問われている)
1.自分の仕事は、他の国ではもっと安く出来るのではないか?
2.自分の仕事は、コンピューターだともっと速くできるのではないか?
3.自分が提供しているものは、豊かな時代の欲求を満たしてくれるのだろうか?
もしも1と2の答えがYes,で3の答えがNoならば、時間のある週末に本書を一読するのもいいかもしれない。
ちなみに、就職活動前の大学生も、自分がどんな職に就くべきかって思ったときに上記の質問は役に立つと思う。
本書は、今までの情報社会では重宝されてきた専門職の時代は終わり、総合力の時代に入ったと主張している。
具体的には、1990年代では左脳的能力(=分析力や論理力)が秀でている人が活躍してきたが、これからは右脳的能力(=共感する力やデザイン力、統合力)が成功の秘訣を握っているとのこと。 右脳的能力がどんなものかというと、「業務をこなすこと」よりも「人間関係を構築すること」、「ルーチンワークをこなすこと」よりも「斬新な課題をこなすこと」、「一つひとつの要素を分析すること」よりも「全体像をまとめ上げること」らしい。
なぜ今までと変わって、左脳的能力よりも右脳的能力が重んじられるようになってきたかは、以下の3つの要因があるからだそうです。 第1に、物質的に豊かになった。先進国ではかつてないほどの豊かさを教授できるようになり、消費者は感情面やデザイン面といった右脳的能力を必要とする、商品やサービスを求めるようになった。この現象は、IPodが数あるデジタルオーディオプレイヤーの商品でトップであることからも明らか。(そもそも僕は他社のMP3などの商品はよく知らない) 第2に、アジアとの競争が激しくなった。(原著が出版されたアメリカでは特に)ホワイトカラーの仕事が、インドをはじめとしたアジア諸国にアウトソーシングされているために、専門職であってもそのルーチン業務は減少する。例えば、弁護士の仕事であっても、マニュアルに沿ってできる仕事は全てインドの安い労働者がやってしまっているとのこと。 第3に、コンピューターソフトの発達。会計ソフトや医療ソフトのおかげで、今まで会計士や医者が行ってきていた仕事も簡単にパソコンがしてしまうとのこと。
右脳的な能力として、ハイコンセプトとハイタッチな能力の2つに分けている。 ハイコンセプトな能力とは、「芸術的・感情的な美を創造する能力、パターンやチャンスを見出す力、相手を満足させる話ができる能力、見たところ関連性のないアイデアを組み合わせて斬新な新しいものを生み出す能力」とされている。 またハイタッチな能力とは、「他人と共感する能力、人間関係の機微を感じ取れる能力、自分自身の中に喜びを見出し、他人にもその手助けをしてやれる能力、ありふれた日常生活の向こうに目的と意義を追求できる能力」だそうだ。
本書の特徴は、ハイコンセプト、ハイタッチな能力をあげるためのノウハウが述べられていることだ。これのノウハウ集にもとづいて、行動にうつしたり、さらに推薦書を読むことで考えを深めることができそう。ただ上記のノウハウも、いくつかは当たり前すぎて目新しくなかった。
ちなみに著者は、右脳的能力を育てる代表、エール大学ロースクールで法学博士号JDを取得しているから面白い。
すごいこと言うなーって思いました。翻訳された本ですが、やはりアメリカは日本の1歩も2歩も先を行っているのかなーと感心しました。日本人でこんな本書いたら絶対バッシングが起きそうだもの笑
「先進国がこれから生き延びるための道」の提案といえそうです。インド・中国などで安価で優秀な人が増え、多くの仕事が彼らに任されている。つまり、仕事が奪われているということですね。どんどんアウトソーシングが進み、仕事がインドや中国に飛んでいく。ということは先進国内での仕事はインドや中国人にはできない、よりクリエイティブなものが要求されてくるということですね。また「人の共感を得る」「物語性で惹きつける」など、より人の心を捉える「工夫」や「発想」が求められる時代が来るということですな。とてもおもしろいと思います。そういう意味では、自己啓発&マーケティングの本であると言えそうです。
自分は学生ですが、思いっきり感心しました。よく考えれば、これは必然的な時代の流れだと思います。今現在産業構造が大きく変化しようとしていることの忠告であり、それに合わせて人も変わっていかなくてはならないということですね、大前先生っ。いやー自分頑張ります!ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
まさに今、「第4の波」が押し寄せつつあると大前研一氏(訳者)は言う。
それは、「第3の波」の時代にナレッジワーカーが持っていた仕事が、どん
どんインターネットやコン…