ウェブ時代をゆく いかに働き、いかに学ぶか

時代

英語は「読む」能力に特化。中国語は「聞く」「話す」能力に特化

○読み始めたきっかけ

 前作「ウェブ進化論」がベストセラーになったことは知っていました。
しかし、ベストセラーだからいい内容とも限らず、様子見をしていました。
ここに来て、評価が高かったので2作目から先に読んでみようと思い、購入しました。

○心に残る言葉

「こちら側(リアルな社会)」と「あちら側(ネット上の仮想空間)」という分け方。

→若い世代は「あちら側」で働くことができますが、常に最先端が要求される世界です。
この本を読んで、「あちら側」を活用しながら「こちら側」で働く仕事がしてみたい
と思いました。ネット上だけで生きていくことはできません。リアルな社会があって
ことのネットです。

p.95 人生の幸福とは「好きを貫いて生涯を送ること」だと私は思う。

p.138 人を褒める能力を磨くということ。お世辞ではなく、自分もあなたの意見に
共感できると表明すること。

p.143 好きなことをやり続けたいという執念によってドライブされた勤勉

→将棋の羽生善治は「習慣を続けられることこそが才能」と著作で書いていました。
何かを捨てて、続けられること。それこそが好きなことであり、適正があると。

p.172 英語力を徹底的に磨くことこそがこれからの知的生活の充実に必要不可欠だ。

→確かにウェブ上の情報の大部分は英語での提供です。日本語での情報は本の一部
だと思いました。ただ、英語を読み・書く・話す・聞くとすべてに時間を割くわけ
には行きません。

 何かを捨てて、どれかに集中する必要があります。普段英語を話す必要性がない
のであれば、「読む」能力に特化すべきだと思いました。英語で情報収集をするの
です。これなら、英語環境になくても、条件は同じです。

 現在、私は上海に在住していますが、読む・書く技能はなくてもほとんどビジネ
スはできます。最も重要なのは、「聞く」能力。その次が「話す」能力。

 よって、今後の語学勉強は、

英語=「読む」能力向上に特化

中国語=「聞く」「話す」能力向上に特化

 したいと思います。あれもこれもではなく、限られた時間内で最大の効用を得た
いと思います。

 「ベンチャー企業」ではなく、好きを仕事にした「スモールビジネス」というフレー
ムワーク。

→以前は、私は両者を区別していなかったのですが、明確に分かれるようです。規模
拡大を目的とせず、「好きを追求していくこと」その中でウェブ広告などを利用して
収入を得ることを考える。私はスモールビジネスの方があっていると思いました。

○どんな人に読んでもらいたいか。

 ウェブに興味があるが、どのようにかかわっていけばよいか分からない人。

 30歳以上でこれから次の一手をどうしようかと迷っている人。

 知識が手に入るだけでなく、自分の生活について考えさせられる良書です。

力が入りすぎ?

Amazonでは評価が高いですが,私の心には全く響かず,只の退屈な本でした.著者の経験論が多かったからなのでしょうか.シリコンバレーにいなければわからない現状の紹介・分析をしてほしかった.
ウェブ進化論の時はGoogleに新しい感じがあったので,その可能性を語られるとわくわくしましたが,いまや巨人状態のGoogleのすばらしさを読んでも,何の感動もありませんでした.しきりに勧めるロールモデルは,その効果はわかりますが,それがWEB進化と何の関係があるかわからず,単に自分の生き方紹介に感じてしまいます.
ウェブは「もうひとつの地球」だそうですが,そこにどんなにお金のかからないビジネスチャンスがあっても,発展途上国の貧困層の若者には(もしかして日本のワーキングプアにも)縁がないかと思うとしらけてしまうのです.
自分の著書の書評を読みあさっているのが気持ち悪い感じもします.ウェブ進化論でやめておけばよかったです.

「高く険しい道」と「けものみち」の違いについて

周囲の評価通り、とても読む価値のある著作であることを否めない。
ちょっと疑問に思ったところを2つ言及させていただきます。

1)「高く険しい道」と「けものみち」と、何が違うのか

“「高く険しい道」は専門志向の自由な生き方、「けものみち」は総合志向の自由な生き方である。”(P105引用)

著者が提唱している「高く険しい道」の生き方と「けものみち」の生き方との違いは、露骨に言い換えれば
「稼ぎ方」の違いである。どっちの道を歩んでいる人でも結果的に身につけている、もしくは磨いているのは、
間違いなく(一定のスパンで)専門分野である。専門志向と総合志向が言っているのはいかにインプットした
専門分野の知識や経験で得た知恵を総合的にアウトプット(複数かつ多様な稼ぎ方)にするのかということとなります。

そういえるのは、
著者は最近の自分が後者の「生き方」と仰っている一方でWEBの先見者という専門家(専門分野で)としてこう
してわれわれに生活指針を与えてくれているといった事象があったからだ。

したがって、“「高く険しい道」を降りてゆく「けものみち」”(同引用)という表現は果たして正しいかどうかは
疑問に思う。降りる降りないよりもリアルに「キャリア応用力」をいかに磨き高めていくことが本質なのではないかと思っている。

2)学習の高速道路と大渋滞

すべての環境を時代戻りにして(下げてみると)、図書館というものや、大学にいけない人のための放送大学
なんかの学習手段は今のWEB環境を彷彿する。だから、大渋滞が起きていると定義するなら、すでにおきているし、
ないと定義するなら、ないである。結局決定要因となるのは、人のモチベーションである。ゆえに大渋滞の議論
の意味が果たしてあるのかは疑問に思う。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
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英語は「読む」能力に特化。中国語は「聞く」「話す」能力に特化
○読み始めたきっかけ
 前作「ウェブ進化論」がベストセラーになったことは知っていました。
しかし、ベ…