名短篇、さらにあり

作品

味わいがあって最高に楽しいアンソロジー

北村薫と宮部みゆきが選ぶ「名短篇、ここにあり」の続編です。 「ここにあり」よりは時代が遡りますが、選ばれている作家は大御所揃いです。その中でもベストの短篇が選ばれており、どの作品もそれぞれの味わいがあって最高に楽しいアンソロジーになっています。 個人的には、「骨」(林芙美子)「不動図」(川口松太郎)が好きです。共に余韻のある終わり方で、人生を考えさせられてしまいます。 人情物ということでは、「紅梅振袖」(川口松太郎)が素晴らしいと思います。胸をじーんとさせてくれる一途な思いが伝わってきます。 軽いコミカルなものでは、「押入の中の鏡花先生」(十和田操)「ぼんち」(岩野泡鳴)がいいです。 怖さを求めるのであれば、「鬼火」(吉屋信子)です。 その他には、「華燭」(船橋聖一)「出口入口」(永井龍男)「雲の小径」(久生十蘭)「とほぼえ」(内田百閨j「ある女の生涯」(島崎藤村)が掲載されています。 巻末は、北村薫と宮部みゆきの対談ですが、これも面白い内容になっています。名短篇、さらにあり (ちくま文庫 き 24-2)

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